2015年夏から始まった原典世界史講義は本日で百回目を迎えました。楔形文字の解読とオリエント学の始まりから語り起こし、最近はイスラームについての考察を行っていましたが、これも一段落し、本日は中央アジア史の展望が示されるとともに、『元朝秘史』『アルタン・トプチ』『蒙古源流』の原書の紹介がありました。
また、最近よく聞かれる言葉「面従腹背」の「面従」は『尚書』益稷(今文尚書では皐陶謨)に見える語で、『尚書』の文句に従えば本来は「面従後語」であることを、蔡沈の注釈の和刻本などを見ながら確認しました。唐突な寄り道のようですが、これはおそらく香港に留学するわたくしへの餞であり、先生のサービス精神が改めて感じられました。
講義終了後、百回記念としてささやかながらいままでの講義風景を写した写真をアルバムにして進呈いたしました。(三村一貴)