講義紹介 2017/10/23(月)

ここ1ヶ月ほどで、ギリシア語『エウテュプロン』講読は第二章(あるいは第二部等?)へと進みました。元々、現代の書籍では一般的に見られる章立て等の区切りはなく、後世の専門家がテーマや内容を勘考の上、区分けしているとのことでした。現在扱っているテキストには実際、このような線引きはないため、講読中に説明がされました。一方で文章中に記載されているテキストもあり、例えばLoeb Classical Libraryでは、登場人物の一人、ΕΥΘΥΦΡΩΝが語り始める導入部分の左に1.とあるほか、Βουλοίμην ἄν …で始まるこれまたΕΥΘΥΦΡΩΝの、始めから数えて6番目(ΣΩΚΡΑΤΗΣも含めれば11番目)の会話の箇所に2.と記されているように、文章全体が細分化されています。

第一章の後半では、ソクラテスはメレトスを賢い人間で、若者たちがどんな方法で堕落させられるか、彼らを堕落させる者たちが誰であるか知っており、若者たちがいかようにすれば最も立派な人間になるかと気遣い、さらに若者たちの成長を阻害する我々を一掃しようとしているのかもしれないと説きました。第二章にてエウテュプロンの返答を経て、ソクラテスが若者たちを堕落させているということについて、その伝聞の中身へと焦点は移っていきます。

 

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