原典新年会 2018/01/21(土)

北千住。その名も侘しいこの街の片隅で、原典新年会は行われていました。原典研究所では、概ね毎年有志主催の忘年会を開いておりましたが、昨年末は塾生が何かと忙しく、開催が難しそうでありましたため、改めて新年に集まろうということで新年会を企画致しました。直前の案内であったにも拘わらず、主宰御一家含めまして総勢十三名にて、近年我が国では稀に見る盛り上がりとなりました。

特筆すべきは、卒業生がお一方新年のご挨拶とてお店まで見えたことです。ご都合により宴席へのご参加はかないませんでしたが、常識と礼節とは当塾の重んずる所、それを体現されたお姿にまず心打たれた次第です(因みに当ブログの題名には「言葉と倫理」の意味も込められております)。

集まりました面々は、卒業生の方、通塾十年を越える方、そして同級生の誘いを受けて昨年十一月に入会したばかりの方、ゲーマーから哲学の徒まで、ダンサーから漢学の徒まで、社会の中で考える「野の遺賢」から社会の外で考える「遯世无悶」の人まで一堂に会し、いつもながら見れど飽かぬ顔ぶれでございました。

面白いのは、個々人の関心はそれぞれで、境遇も各々異なるにも拘わらず、たとえ自己紹介なしでも談論に花を咲かせられることです。どこに所属しているか、どんな立場か等の情報を抜きにしても、存在自体が自己表現となる人々が集い、それを可能とする場が現出したのでした。このような環境においては、自己を規定する社会的修飾語は邪魔になるとさえ言えるかもしれません。

という考察はさておき、第一義的には単純に楽しいお集まり、ただ古参・重鎮メンバーが集まったテーブルは「バルカン半島」と呼ばれたり、酒呑み連のテーブルは「チーム・ディオニュソス」と呼ばれたりするのが当塾らしく一風変わっているに過ぎません(いずれも著者の命名による)。

「真面目な人間が夜遊びをする場を提供したい」というのが開校の際の思いの一つであったと伺っておりますが、原典的な意味の夜遊びであれ文字通りのそれであれ、多くの方々のご参加を心待ちにしております。

最後に、参加者各位のご許可をいただきましたので、当日の写真をお目に掛けたいと存じます。なお社会人二名は先にお帰りになりました。

(三村)

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