21日(月)のフランス語講座では、前回に引き続きデカルトの『方法序説』(Discours de la Méthode)の第二部を読み進めた。 デカルトがドイツの炉部屋で「あらゆる事物を知るための真の方法」を自身で一から確立することを決意し、思索を経て4つの単純な規則に至る場面である。
彼は哲学の分野では論理学が、数学においては幾何学と代数がこの遠大な計画に寄与すると考えて少しばかり学んだものの、 この3つの学術にはそれぞれ欠点があると考えた。 論理学は事物を知るためではなくて、知っていることを他人に説明したり、知らないことについて判断をせずに話すことに役立つという。 また、論理学には多くの規則があるがそれらは玉石混交である。 幾何学は図形に、代数は規則や記号に縛られているために精神を自由に発揮することができないことを指摘している。 (デカルトは既知数をa, b, cで表し未知数をx, y, zで表すなどなどのルールを作り、数学の記号の煩雑さを緩和することにも貢献した。)
そのため、彼はこの3つの学問の利点を保持しつつ欠点を除いた別の方法を打ち立てて、単純ではあるが厳守すべき4つの規則を提示した。 次回にはこの4つの規則の内容を読解する予定である。
(阿部)