2015年の夏にスタートした<原典世界史>の講座は、 103回目となる今回、「比較言語学」という出発点に回帰した。 これまで扱ったテーマ(言語)はシュメール、アッカド、 古代エジプト語、サンスクリット、ヘブライ語、 ギリシャ語など多岐に渡るが、それらの言語の解読には、 デンマーク人ラスクの創始した比較言語学というツールが不可欠で あった。
ラスクの比較言語学は印欧語族のうち、 主に北欧の諸言語を対象とするものであったが、 今回の講義では英語を含めた北ヨーロッパの言語の分析を通して、 「ゲルマン人はなぜキリスト教化したのか?」 という問題を扱った。 次回はビザンツ帝国とギリシャ正教の関係を現代ロシア政治と絡め て扱い、次々回は先生が「人類文明発祥の地」と呼ぶジョージア( グルジア) を含めたコーカサス地方の独立正教会の問題を扱う予定とのこと。
(御手洗 佳寿)
グルジア回に期待しております。